PF構造生物学グループの現状 生物マシーナリーNewsletter No.7
   ハイスループット放射光X線構造解析実験施設と
   細胞内蛋白質輸送系と糖鎖修飾系の構造ゲノム科学


VII. おわりに

 現在の研究実施体制としては、若槻壮市(教授)をリーダーとして、加藤龍一(助教授)、鈴木守(助手)、五十嵐教之(助手)、松垣直宏(助手)、川崎政人(助手)、I. A. Gaponov(COE海外研究員)、禾 晃和(ポスドク)、志波智生(ポスドク)、生物実験補助員1名、ビームラインシステムエンジニア1名、秘書1名が現在のグループの構成メンバーである。2002年春からはロボティクス、機械制御関係の助手1名と、蛋白質輸送系の構造生物学を研究テーマとする総合研究大学院大学博士課程の院生2名が加わる予定である。また、後述の科学技術振興調整費プロジェクトのメンバーとして新たに4名のポスドク、システムエンジニア1名と秘書1名を募集する。このように、当グループは、細胞生物学に問題を発し、分子生物学、X線結晶構造解析の手法を縦横に駆使し、放射光インスツルメンテーションの開発まで含めた学際的な性格をもっている。また、研究参加者もグループ内スタッフだけでなく広範囲な分野の第一線の人々に加わっていただく予定である。既にその一環として国内外の分子細胞生物学グループ、放射光利用施設や結晶構造学者との共同研究ネットワークがいくつか組まれている。また今後、海外からの研究者を当研究所のスタッフ、招聘研究員として迎え国際的な研究環境を整備する方向で準備を進めている。たとえば2001年10月から12月の2ヶ月間、中国北京のLiu Peng博士が拠点大学共同研究員として滞在し、北京の放射光施設における蛋白質結晶解析ビームラインに関する打ち合わせを行った。
 最後に、当構造生物学研究グループの創設と共同研究体制の確立にあたり大学等の研究者の方々および高エネルギー加速器研究機構の関係者の方々の御理解とご支援を頂いたことを深く感謝したい。

追記:本稿はPFニュース、vol.19, No.1 May 2001,40-49頁 に掲載された構造生物学グループの紹介記事にフォトンファクトリーにおける目的指向型構造ゲノム科学研究拠点ネットワーク提案、科学技術振興調整費等最近の進展について大幅に加筆し修正したものである。