Q315rの回折イメージ一部の欠けについて

この夏の停止期間中に、X線CCD検出器(Quantum 315)を Quantum 315r へアップグレードいたしました。その結果、検出器の読み出しノイズの低減、読み出し速度の向上が実現されています。しかし、11月11日より検出器の故障のため、下のように受光面の一部で回折像を読み出せなくなりました。

ADSC社とやりとりをして回復の努力を致しましたが、簡単には修理できないことが明らかになりました。しかしながら、不良部分は全受光面の1/36で、かつ受光面の端であることからデータ測定への影響は小さいと推測されるため、今期はこの状態でビームラインを使っていただきたいと考えています。

欠けた領域がデータ処理の精度に少なからず影響を与える事が考えられるため、以下のようにしてデータ処理の段階でマスクすることをお勧めします。

  1. HKL2000

    Dataタブでデータセットに関する情報を入力した後、IndexタブでPeak Search, Indexを行う前にMacrosタブのBefore Indexingのセクションに以下の行を加えて下さい。

    ignore quadrilateral 157.8 264.0 210.0 263.5 210.0 314.5 157.8 314.5

  2. Mosflm
  3. XDS